[ 広がっています、急須茶生活。]
京都の大学でフランス語を教えているローラ・アリエスさんは、日本に来ておよそ3年。日本語がとてもお上手で、日本人のお友だちも多く、日本語でのコミュニケーションに困ったことはないそうです。そんなローラさん、カフェオレがお好きなのかと思いきや「じつはわたしコーヒーが飲めないんです。だから休憩時間のおやつはたいてい緑茶とお茶菓子なんですよ」と話します。

「お寺で開かれている市に行って急須や湯呑を探すのも好きで、日本文化の勉強にもなってとても楽しい」と語るローラさんは、急須でお茶を淹れる手つきもとても慣れたもので、彼女の所作の美しさには驚かされます。


「日本の文化はとても洗練されていて美しいのに、日本の若い人たちがそのことに気づいていないのは、すこし残念ですね」と語ってくれました。もしかしたら彼女のような外国人のほうが、いまや日本文化を深く理解しているのかもしれません。