[ 広がっています、急須茶生活。]

いろんな人に、いろんな場所で。広がっています、急須茶生活。

vol.8 上治 太紀さん(株式会社ADDD-Link 代表取締役社長)

外国人向けのサービスを展開している会社だからこそ日本の心を大切にしたいんです。

 立命館大学在学中の学生の上治さんが代表を務めるアドリンクという会社は、おもに外国人観光客向けにタブレット端末を貸し出すサービスを行っています。コールセンターもあり、道に迷ったお客様に対し、端末を通じて英語で道案内をすることもあるのだそうです。

 やはり冬場はオフィスが乾燥しますし、オペレーターにとってはとくにお茶が欠かせません」。時には上治さん自ら社員のためにお茶を淹れることもあるのだそうです。「急須のお茶は香りが立つでしょう?オフィスにお茶の香りが広がると自然とみんなが集まってくるんです」と話します。

 「仕事に没頭している社員と、お茶を通してリラックスして話す時間をもつことも大事なことなんです」と話す上治さん。またシェアオフィスなので、お湯を沸かしに炊事場に行くことで他の企業の人とコミュニケーションできるのもメリットだと言います。「なにより弊社は外国人向けのサービスを展開している会社ですから、普段からきちんと急須でお茶を飲むことやおもてなしの精神など、日本人としての心を大切にしたいと思っています」。ITを駆使する23歳の若き学生社長と急須茶。意外な組み合わせの中に、若い世代による再評価と未来への大きな可能性を感じました。

戻る

このエントリーをはてなブックマークに追加