[ 茶育NOW ]
新川良羽くんは、学校の夏休みの間に開催された『こいまろ』のお茶育教室に、お母さんの智子さんといっしょに参加されました。会場となった大阪府高槻市立桃園小学校は、良羽くんが通っている小学校ですが、当日は広く高槻市から、子どもたちが集まりました。
良羽くんのご家庭では、ご家族の皆さんお茶が好きで、ふだんからよく急須を使ってお茶を飲んでいます。しかし、自分で急須を使ったお茶淹れを体験するのは、はじめてだったそうです。さて、どんな感想を語ってくれるのでしょうか。
もともとお母さんの智子さんが、『こいまろ』のファンで、また良羽くんがまだ赤ちゃんだった頃から「なんとなく、『こいまろ』と表情や顔だちが似ているかなあ」と思っていたそうで、以前から『こいまろ』のことは、良羽くんも知っていました。まずは、その“本人”と出会って感激したようです。
「かわいかったよ。なんか、昔から知ってる友だちみたいで、うれしかった」
と、良羽くん。お母さんも同じように感激したと言います。お茶育教室では、お茶が日本にきた歴史や、お茶についてのいろいろな知識、身体にいいことなどもしっかり学んで、いよいよ自分で実際に急須を使ったお茶淹れを体験しました。
「自分で淹れたからかなあ、ほんとうにおいしかったし、とても楽しかった。それから飲んだあと、なんかぽかぽかして気持ちよかった。ほっとした感じ」
さあ、「おいしくできたかなあ」。「うん、とってもおいしい」とご両親。笑顔あふれる、お茶のひととき。
良羽くんは、ふだんから洗濯を干すのを手伝ったり、料理をつくるのを手伝ったりしているそうです。良羽くんは、料理やお菓子づくりが大好きなのです。
『こいまろ』のお茶育教室では、自分で淹れたお茶を飲むことと、ご家族の皆さんや、誰かのために心をこめてていねいにお茶を淹れることも学びます。
お茶育教室のあと、良羽くんは、時々ご家庭でも急須を使ったお茶淹れをしています。
「料理をつくるのと、ちょっと似てるかも。お茶でも、葉っぱを入れすぎたら味が濃くなっちゃう。おいしくするためにいろいろ考えるし、もっともっとおいしくしようと思う。お母さん、お父さんから“おいしかったよ”と言ってもらえたら、とてもうれしい」
取材では、良羽くんが、お茶育教室で習った通りに、自分の湯呑、お母さんの湯呑、お父さんの湯呑の三杯に急須から、お茶をていねいに注ぎ分けます。表情は、真剣そのもの。
急須に湯を注いだあとのおまじない「おいしくなーれ」の声も、しっかり元気に唱えていました。もちろん、お母さん、お父さんもいっしょに「おいしくなーれ」と、唱えていました。
今回の「『こいまろ』のお茶育教室」は、大阪府高槻市の公益活動サポートセンター登録団体「子育て支援NPOキッズファインカラー」の呼びかけで、開催されました。当日会場となった高槻市立桃園小学校には、広く高槻市内の小学生たちとそのご家族が集まりました。
開催当日、終始なごやかな雰囲気の中で楽しく開かれました。『こいまろ』も、いつにも増して上機嫌。元気いっぱいの子どもたちの明るい歓声とともに活発に盛り上がりました。きっと、子どもたちの心に刻まれたことでしょう。